[コメント] 裁かるるジャンヌ(1928/仏)
鮫肌のジャンヌ。
考えてみれば、これほど近くで人間の顔を見るのは、赤ん坊のときか、恋人とキスするときか、喧嘩するときぐらいなものだ。
だから、あまりに接近しすぎて、その顔に表れる内面のようなものは伝わってくるが、ジャンヌ以外はどれも違う人に見えてしまう。(あっ、それってもしかして、西洋人が、東洋人は皆同じに見える、その逆も然りの、アレかな?)
極端な仰角ショットに綿綿と繰り返されるクローズ・アップ。もう10年以上も前に映画の授業で講釈付きで観たが、その解説も不要な説得力。
それにしても、『スティグマータ 聖痕』を観ても、宗派は違うけれど、教会の本質的な体質は、500年以上経った現在もそれほど変化がないような気がするなあ。
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