[コメント] ザ・デイ・アフター(1983/米)
皆が見上げる中,白煙上げて飛んでいく核ミサイル。ジェイソン・ロバーズが放射能浴びて少しずつ弱っていく様。米映画に“良識”がまだ残っていたあの頃。
真正面から描いてみせた。その驚きは日本人の比ではなかったに違いない。
しかしこれとて正確にはTVムービーだ。
ハリウッドが畏怖の念をもって被爆体験を商業映画ベースで描き切ることは,今後も無いだろう。
仮に核の恐怖が描かれるとしても,それはメインストリームではなく,おそらくは話の展開上のプロップでしかない。
被爆するということがこういう形で風化していくとしたら,それはとても恐ろしく,空しい。
少なくとも僕にとっては。
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