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[コメント] グラディエーター(2000/米)

CGと歴史モノの出会いはどうにも居心地悪し。
もーちゃん

冒頭はともかくとしても,史劇に昨今の「映像見え過ぎ・サウンド聞こえ過ぎ」はつらいと再確認。

ベン・ハー』や『ロレンス』の持っていた“質感”までは焼き付けられない。

レコードとCDの違いにも似た感覚とでも言うべきか。

アナログでは撮りようのない角度でのショットをCG合成で見るにつけ,どうにも相性の悪さを感じてしまった。

ついでにもう一つ。

主人公が民衆に“こんなのが楽しいのか?”と毒づき唾吐く場面。何だかんだとグロ全開に描いておいてあれは何なのだ。

もしも,映像の中の暴力にすっかり感覚が麻痺した昨今の観客へアイロニーとして仕掛けたんなら拍手を送ろう。

でもそれはきっと違うな。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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