[コメント] 300 スリーハンドレッド(2007/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
普通にバイオレンスな映画だった。
古代ギリシャとペルシャの戦いだが、うがった見方をすると・・・真面目な話、米国のイラク政策にダブらせると嫌な気分になる。
やたらと「自由と民主主義を守る戦い」を主張するスパルタ。
戦争をしてはいけないとオラクル神のお告げを、酔った少女とそれを取り巻くいかがわしい集団と描いているが、どうも米国から色眼鏡で見た国連評価とタブる。
敵のペルシャを「神秘主義と専制主義」としているあたり、イラクなどのイスラム文化圏とダブる。
スパルタの本格出兵に反対する議員を汚らしく姑息な人間として描き、米国国内の反戦政治家を揶揄しているように見える。
ラストでスパルタの王をキリストの十字架張り付けを彷彿させるように描くあたりは、イスラム教vsキリスト教・・・キリストの犠牲の上に最後は勝利するような雰囲気をかもし出す。
まだまだあるけど・・・実は実際に米国がやっていることは・・・どちらかというと…ペルシャ軍と同じことですからw。
とは言っても、笑えるポイント多数。
日本刀を2本背中に背負い、黒装束の忍者がペルシア軍の特殊部隊としてワラワラ出てきます。
凶暴な象がズッコケて崖から転落して自滅します・・・3頭全てが(笑)。
ペルシャ軍の秘密兵器として、獰猛で巨大なサイも出てきますが、右から左に受け流す感じで終了。自軍の兵士を十数名殺したてしまっただけ。
ペルシア軍魔法部隊と称して、過激派さながらの火炎ビン部隊は誤って保管していた火炎ビンの山に火がついて自滅・・・ギャグ映画みたいな展開
敵の大将は少女漫画家が描いたようなストIIのダルシム・・・_| ̄|○
ギリシャ人♂は9割、ほぼ全裸
こちらの方も書ききれない。ご覧になるならDVDをお勧めします
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。