[コメント] 嫌われ松子の一生(2006/日)
人の人生は、かつては、文字によって語られてきたのだが、映像の時代となった現代、
それは映像によって語られるものとなり、映像によって人は納得できる時代となったの
かもしれない。
もちろん、実際にこの松子のような生活を送っている人を目の前に見ると共感以前に、できるだけかかわりたくないと思えるものなのだろうが。
それを映像の力とファンタジー的演出で、しかも意図的に作為的なそれで、強引にまとめ、しかもまとまっており、すなわち共感できるということに関心もするのと同時に、これも監督が意図したとおりなのかもしれないが、薄気味悪さも感じた。
確かに、ダンサー・イン・ザ・ダークとの近さは感じる。問題作であるとの敬意もこめて、 3点。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。