悪く書く人がいない、いそうもないので、あえて最初に書いておくけど、 かなり「作為」を感じさせる映画ではあるんですけどね。

丘から街と海を俯瞰するシーンが何度も登場して、冒頭も終わりもそれで、 このシーンが頭から離れない。

古代ギリシャの有名なオルフェイスの物語がここで反復されるわけで、 「太陽」もまた反復するわけで、 オルフェのギター（竪琴）も子供たちが受け継いでいくわけで、 重なって死ぬオルフェとユリディスの愛、ってか瞬間的に燃え上がった 恋情だよなあ、一目惚れに近いような、も、まさに永遠のもので。。。 （瞬間＝永遠　ですからね。ギリシャ的に考えても。）

そんなことを考えながら、蒼い空と海のあのシーンと反復されるリズムを 思い浮かべると、永遠、永遠回帰なんて言葉が思い浮かぶわけです。