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[コメント] イーグル・アイ(2008/米)

This is a Nintendo-MOVIE!スリリングだけどフィアーはありません。
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







アクションシーンは終始テレビゲームの絵を見てるようだった。「何秒で跳び移れ!」とか、「交差点を何キロで左折しろ」とか。この監督のアクション演出におけるタイミングのこだわりっていうのはとてもテレビゲームチックだった。この監督、イメージの発想がゲームから来てるんじゃないかって思うくらい、こういうジャストタイムな動きっていうのが好きなんだろうなあと思う。アイテムとして、ゲームの障害物の定番である「クレーン」がやたらと出てくるのもご愛嬌。

好き嫌いはともかくも、人間がゲームの駒のように動かされる怖さや気味の悪さを描くのが本作のテーマなんだから、それがゲームのように見えてしまうっていう絵作りはセンスがないんではないだろうか? テーマを表現するなら、ゲームのように動かされることを要求されて動けない身体性っていうのを描くよね? 

ひとつだけ面白かったのはコンピューターの暴走が、ありきたりな「意識のめざめ」とかからくるものでなく、一種の緊急プログラムの作動であり、こうした事態を招いたのはあくまで人間側のミスであるという点を描いたところだった。

まあとにかく、「もっと簡単なやり方があるでしょうに」というのが終始ぬぐえなかったのが残念。

(評価:★3)

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