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[コメント] 色即ぜねれいしょん(2008/日)

「やりたくってしょうがない」と言ってるほどには見えないなあ。童貞ってそんなに聞き分けのいいもんだっけ? みうらじゅんのマンガのキャラ風に言えば「そこがいいんじゃない!」ってとこなのかなあ?
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いくら悩みがないったってもっと悶々としたりクサクサしたりするんじゃないんかな。

「悩みがないのが悩み」というのは一種のネタで、一時代前の世代に比べれば不自由のない生活を送っており世間的に見栄えのするような障害を抱えていない自分たちを揶揄的に言っている面も大きくて、実際は彼らなりの不安や悩みってのがあって当然と思う。一見呑気に見えて、事実ほとんど泰平ではあるなかの彼らの心情に目を向ける必要があったように思う。でなければ何に共感せいというのだろうか?

「SEXしたくてもできなかった時」と「ラブホテルに女性と向かおうとしている時」、「好きな彼女をデートに誘いたくてもできなかった時」と「できた時」、特にじゅんが法然祭で「歌う前」と「歌いきった後」、ここには大きなイニシェーションがあって事実シナリオだってその意味で設けている設定と思うのだけど、これが何かやる前とやった後での変化があまり感じられない、しかも、「ダメなまま変われない」んじゃなくて、「最初からできていた」っていう感じに近い印象だった。「のらりくらりしてるうちに何とかなってしまった青春」という狙いというより、その言説に縛られてつい登場人物たちの心情を軽くスルーしてしまったように思う。たとえば、「私が一番好きって相手じゃないよね」とオリーブの台詞があるが、させてくれそうな女性の前でも、好きな子がいる時はその子とだけするべきと考える童貞の煩悶を台詞じゃなく雰囲気で感じさせるような、なにかそういう彼らの心情に対する気配りが足りなかったように思う。

(評価:★3)

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