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[コメント] 潜水艦イ−57降伏せず(1959/日)

運命を共にする函の中で、信条は多少異なるとはいえど、お互いに惹かれあい信頼しあう男たち個々の描きわけが素晴らしく、ドラマを飽きさせない。中でも先任将校役三橋達也 と艦長池部良は黄金のバッテリー。
おーい粗茶

**ネタバレ注意**
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大局を見通す知性、純朴な愛国心、同朋への義理、男子たるものかくあるべしの根性論、医学者としての理性、持ち場への責務と誇り、みなを包容する人間味。これらを体現している男たちが、並んで立っている絵だけでかっこいいので、それがいっちょ一塊となって進撃を決意していくさまは、馬鹿らしかろうが、悲劇だろうが、お互いがお互いに寄せる信頼感の強さを感じられて素晴らしく思う。どんなに希望の可能性がなくっても「こいつとならいいか」というのはあるだろう。特撮も甲板などでの撮影シーンもよい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)sawa:38[*]

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