[コメント] シャイン(1996/豪)
水面に浮かぶ楽譜が印象的。そして、故手塚治虫の「ルードヴィヒ・B」を思い起こさせる、あの演奏シーン。「聞ける映画」というのは、そうはないと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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改めて凄いなと思ったのは、故手塚センセイが晩年に「ルードヴィヒ・B」を作ったという事実。未完に終わってはいるものの、音のない漫画というメディアで、あれだけの表現を考え、実現していたと言うこと。
この人もまた「天才の閃き」があったんだなあと。だから、僕の中であの王立アカデミーでデヴィッドがラフマニノフを演奏するシーンが、漫画の数コマとダブって見えた。これは、そのそれぞれのシーンやコマが表現しているものを正しく理解するために、とてもいい相互作用をもたらしてくれた。とても気持ちのいい体験だった。
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