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[コメント] 天国の口、終りの楽園。(2001/米=メキシコ)

セックス、ドラッグなど青春映画でよく描かれる要素をドラマ的な展開なしにストレートに描いていてインパクトがあった。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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伝説の海岸「天国の口」まで旅をする2人少年と人妻のロード・ムービー。

セックス、ドラッグなど青春映画でよく描かれる描写をドラマ的な展開なしに日常的な出来事のようにストレートに描いていてとてもインパクトがあった。特にセックスシーンはモザイクがかかっているがその荒々しさや凄まじさが映像からも十分伝わり、とてもR15じゃ済まされないだろうというぐらい強烈。

この映画で面白いのは、フリオがテノッチとルイサのセックスを目撃してしまい嫉妬心からテノッチの彼女と寝た事を告白したり、逆にルイサがその事が気にかかり今度はフリオとセックスするとテノッチが妬いてフリオの彼女と寝た事を告白したりと大人ぶってる17歳の少年の子供っぽい部分がわざとらしくなく自然に描かれていて興味深かった。

しかしドラマ的な演出がないのが災いし、中盤は少し方向性を失った感じで中だるみが生じた印象。それとラストも伏線の張り方は上手かったが、あのオチだと他の映画でも見たことのある感じがするのでもっと意外性が欲しかった。

しかし、少年の性描写の描き方は他の映画よりも真に迫っていてリアルだった。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Madoka

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