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[コメント] くたばれ!ハリウッド(1986/米)

リリアン・ギッシュのコメディ映画としては見る価値あり。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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独立戦争を映画化しようとやってきた撮影班と食い違いにより段々険悪になってゆく独立戦争のアドバイザーの大学教師の映画。

一見すると日本映画の『ラジオの時間』にも似ているがこちらの方がコメディシーン自体の出来は良い。主体のストーリーもそれほど悪くない。コメディシーンも良い線いっているがネタとしてはドタバタコメディ向きの物が多いのに派手に出してないので盛り上がりそうなシーンになってもなんか拍子抜けするしラストも面白いのに物足りなさを感じる。

しかし女優役のミシェル・ファイファーの態度の豹変振りや男優役のマイケル・ケインの見栄っ張りなところは非常に面白い。特にアラン・アルダと剣術を交えるシーンはお互いの見栄の張り合いが非常に面白い。他ではアルダの母親を演じたリリアン・ギッシュのギャグシーンもなかなか。彼女のキャリアの中でコメディ映画というのも珍しいがコメディの素質もあることが伺えるので出来ればもっと出番が欲しかった所。

総評としてはコメディ映画としてはコメディシーンは自体は良い出来なのだがテンポが悪いのでイマイチ盛り上がらない映画。もっとドタバタコメディようなノリでいっていれば面白かったと思う。一見豪華メンバーだがその割にはハリウッド色を感じない作品。

出来としてはB級並みだがリリアン・ギッシュのファンの人なら彼女のコメディ映画として見れば出番は少ないが外せない作品だと思う。ただ普通のコメディ映画としてはちょっと物足りないかも。

(評価:★3)

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