[コメント] 13日の金曜日PART7 新しい恐怖(1988/米)
同じのタイプの映画を求めるなら『エルム街の悪夢4』の方がずっと出来がよかった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『13日の金曜日』シリーズの第7弾。
今回はジェイソンが超能力少女と戦うということで、最初はジェイソン対キャリーのような感じの話になるかと思ったが映画的には『炎の少女チャーリー』に近い雰囲気。
今までのマンネリしがちなストーリー展開に目新しさを出そうとして超能力少女を主人公として登場させたのはいいが、その割には思ったほど主人公の少女ティナのかっこよさが発揮されていない。母親を殺された怒りでジェイソンに対抗して超能力で戦うわけだが、ストーリーは結局ジェイソンが湖を訪れた若者たちを血祭りにあげるといういつもの展開で、ティナがジェイソンと戦わなければならない必要性が弱い。
そもそもジェイソンに殺される若者たちは元々ティナの知り合いではないわけなので、ティナがラストでジェイソンと戦うところも思ったより盛り上がりに欠けている。ティナの母親をもっとストーリーに絡ませて作っていればティナがジェイソンを倒す理由に説得力が増していたと思うだけにもったいなかった。
見どころとしては後半のティナとジェイソンの対決は超能力の演出が低予算の割にはうまく作っていてそこそこ面白い。また、ジェイソンが超能力に苦戦する姿を見れるのも感動もの。
しかし、それまでの展開に目新しさがない上に、テンポも単調なので全体的には少々退屈な印象を受ける。同じタイプの映画を求めるなら『エルム街の悪夢4』の方がずっと出来がよくおすすめできる。
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