[コメント] ブラザーズ・グリム(2005/米=チェコ)
せっかくグリム童話の世界をベースにしているのに「赤ずきん」などの作品のエピソードの絡ませ方がお世辞にもうまいとは言えない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ペテン師グリム兄弟の活躍を描いたファンタジー・アクション映画。
コメディ的なメイン・キャラ、設定、構成は『ヴァン・ヘルシング』にかなり近いものがある。
せっかくグリム童話の世界をベースにしているのに「赤ずきん」「白雪姫」「眠り姫」などの作品のエピソードの絡ませ方がお世辞にもうまいとは言えない。また、フランス軍もエピソード的には全く不要で、終盤のドゥラトンブ将軍とグリム兄弟との対決なども無意味。わざわざ将軍が森の中にまで部下一人連れて出向いていって、戦う必要があったのかと。フランス軍をストーリーに絡めるぐらいなら、鏡の女王のエピソードをもっとじっくりやって欲しかった。モニカ・ベルッチの出番がえらく少ないし。
舞台装置やCGはよくできているが、グリム童話の世界を期待する人は失望するかもしれない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。