[コメント] ココ・シャネル(2008/伊=仏=米)
飽くまでもココ・シャネルの私生活の部分が中心になっているため、ファッション・デザイナーとして成功してゆくシャネルの姿を見たい人には期待はずれな内容かもしれない。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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ココ・シャネルの半生を描いた映画。
年老いたココ・シャネルが若き日を回想してゆく形でストーリーが展開してゆく。
飽くまでもココ・シャネルの私生活の部分が中心になっているため、ファッション・デザイナーとして成功してゆくシャネルの姿を見たい人には期待はずれな内容かもしれない。
シャネルとボーイ・カペルやエチエンヌ・バルサンとの恋愛にはかなりの時間を割いて描いているが、そのわりに、仕事のパートナーのアドリエンヌとは幼少期に一度別れているのに、シャネルが修道院から出た後には再開する場面もなく、いつの間にか一緒に仕事していたり、一緒に修道院に預けられた妹とは、手紙でやり取りする場面まで描いているのに、後半は一切話題にも触れられないなど、突っ込みどころも多い。
ただ、若き日のシャネルを演じたバルボラ・ボブローヴァはファッション業界を駆け出した初々しい姿から徐々に我が強い女性になってゆくまで上手く演じており、年老いたシャネルの性格付けに上手にリンクしていると思う。
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