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[コメント] 私が、生きる肌(2011/スペイン)

従来の監禁して手術を施すパターンのサスペンスのような猟奇性はなく、監禁した医師や拉致された女性の思惑が錯綜する心理ドラマの要素が強く、なかなか楽しめる。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ボディースーツを着せられ監禁される女性と監禁した皮膚移植専門医の男のサスペンスドラマ。

最初は謎の女性を監禁した医師の姿を中心にしていたが、中盤で時系列が過去に遡り、監禁されていた女性ベラが実は、医師ロベルと娘が参加したパーティで娘を誑かし自殺に追い込んだ男性で、ロベルの策略で拉致され皮膚移植や去勢手術を施され女性にされたことが明かされる意外な展開。

従来の監禁して手術を施すパターンのサスペンスのような猟奇性はなく、監禁した医師や拉致され女性にされた男の思惑が錯綜する心理ドラマの要素が強く、なかなか楽しめる。

ただ、前半で屋敷に押し入った女中マリリアの息子セカが家捜ししてベラを犯そうとするところは、ロベルの嫉妬心を煽る意図があったのだろうが、ちょっと強引過ぎる気も。

(評価:★4)

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