コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] めまい(1958/米)

ジェームズ・スチュワートの演技の神髄を見せられた。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







人妻を尾行する探偵の悲恋映画。

スコティ役のジェームズ・スチュワートの演技の神髄を見せてくれたいう印象。この映画では友人に頼まれ友人の妻、マデリーンを尾行していくうちにマデリーンを助ける事になり、だんだん恋愛関係になっていくがその後の悲劇で精神崩壊していくスコティの微妙な心理状況を繊細に演じていて実に存在感があった。マデリーン役キム・ノバクはジェームズに演技でやや押されてしまったが、ジェームズの相手役として十分魅力的な演技をしていた。

中盤の意外な展開は良かったのだが、その後スコティとあの人物が恋愛関係になってスコティが真相を突き止めようとするという展開はさすがにそれまでのムードが壊れてしまったという印象。あの人物と出会って結局別れるみたいな終わり方の方がムードしては良かったと思う。

そこらへんは恋愛物としてならなかなかの秀作だっただけに残念。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)ことは[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。