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[コメント] サウンド・オブ・ミュージック(1965/米)

劇場の大画面でオープニングの山での歌のシーンを観れたのは感動的だった。
わっこ

**ネタバレ注意**
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大佐の7人の子供たちの家庭教師をすることになった修道女マリアの姿を描いた映画。

2時間以上もある作品ながら、マリアと子供たちとの信頼関係の描き方、トラップ大佐と子供たちとのわだかまりが解けるところ、マリアとトラップ大佐との恋愛などがしっかりと描かれ、終始あまり殺伐とした雰囲気にならないホームドラマのような作風は今見ても秀逸。

映像的にも、特に今回はオープニングの山でのマリアの歌のシーンを劇場の大画面で観れたのは、とても感動であった。

ストーリー的にはマリアとトラップ大佐が結婚して以降は話がやや性急的になってしまい、マリアの子供たちへの愛情も結婚前に比べるとあまり感じられないのはちょっと気になった。長くなってもよかったので前半のようなマリアの子供たちへの愛情を示すは描写が最後にもあって欲しかった。後、長女リーズルの恋人ロルフが前半と後半でキャラが全然違うのにはちょっと違和感がある。仮に戦争によってキャラが変化したのだとしたら、世界観に関しても戦争による状勢の変化を描いて、緊迫感を出して欲しかったところ。後半展開を考えると中盤まではあまりにもほのぼの過ぎる気がする。

それと、ラストの歌のコンテストでトラップ大佐がオーストリアの人たちに愛国心を問うようなことを言っておいて、自分たちはその後スイスへ亡命するところは、コンテストでのエーデルワイスをょ歌うところがよかっただけに、何か映画の雰囲気を壊しているような気がするが、そういう脚色だろうと思うので仕方のないところか。

(評価:★4)

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