『タラデガ・ナイト　オーバルの狼』や『俺たちニュースキャスター』みたいなキワモノを見てしまうと、ちょっと「ウィル・フェレル主演のコメディ（ギャグ）映画」という期待からは外れてしまうところはある。『プロデューサーズ』や『ズーランダー』で見せたキワモノ・キャラでもない。『主人公は僕だった』『奥さまは魔女』みたいな普通人路線でもない。

それでも、普段映画を見ない人間を連れて行ったり、彼氏彼女を連れて観に行くのには丁度いいかもしれない。バカなシーンはそこそこあって、いいタイミングで笑えるから、結果的に飽きがこない。ただ、先は読める話なので、お話に深く何かを求めたい人には向いていない作品かもしれない。

個人的にはちょっとあっさりした印象だったが、ひねりすぎて笑えなくなるよりはよかったかも。