[コメント] ジョン・カーター(2012/米)
新しいものを求める人たちにはなんの面白みも感じないと思うが、古き良きSF大作を今風にするのを極力抑えて、でも映像技術は最新のもので観たい、という人にはオススメだと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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何より私がそういう人間だ。
新しい試みをしている作品も好きだよ。SFだったら日進月歩で現実の技術も進化しているから、それを超える発想で物語を作って「こんな世界見たことも想像したこともなかった!」って言いたいこともある。
でも、一方で昔の作品の良さみたいなものがあって、懐古主義的な要素もあるんだろうけど、シンプルでいて結構深かったり、鑑賞後に余韻をもたらすような作品が昔のSFには結構あったような気がして、それを昔の映像のまま観るのもいいんだけど、やっぱりそれだと「ああ、当時はこういう映像表現が限界だよね」みたいな意識が出てきたりして、素直にドラマを観られなくなっている自分がいる。
となるとだ、昔の小説を現代の技術で、なおかつ派手にし過ぎないで撮った作品あたりがちょうどいい。リメイクは元ネタとの差を意識してしまうからダメだ。まだ元ネタがあったとしても小説か漫画の方がいい。
という点で、この作品は私にとっては満足いくものだった。過去にどこかで見たことあるような作品を最新の映像技術で観るっていいよ。
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