「日常」の世界から一転、携帯の電波も届かない八ヶ岳の山中で「非日常」の一夜を過ごすことになった一行。夜が明けて下山した彼らは、早速携帯を使いだし、それぞれの世界＝「日常」に立ち戻ってゆくが、それまでも一貫して「非日常」を生きてきた坂田（彼は携帯を持っていない）はその中で一人だけ「非日常」にとどまる。そして坂田と言葉を交わした敦も「日常」に帰ることができなくなるのだ。

しかし山中を歩くシーンの手ぶれキャメラにはちょっと閉口。まあ、あんな山奥じゃしょうがないだろうけど。