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ジェリーさんのコメント: 点数順

★2新・忍びの者(1963/日)ビン・ラディンだのハマスだのとテロリストが横行しているが、案外その心根は民族意識とか大仰なものではなく、ごく単純にこの石川五右衛門に近いかと思う。しかし、この映画じゃ、単なるストーカーだよ。 [review][投票]
★2新諸国物語 紅孔雀 第三篇 月の白骨城(1955/日)いよいよシリーズのダレ場となる。悪役と思われるやからが複数交錯し訳が分からぬ。クライマックスに向けての必要悪と思ってひたすら我慢しよう。[投票]
★2クライシス2050(1990/日=米)後にも先にも、チケットを映画館から頂いて見にいった映画はこれだけ。とにかくもったりして起承転結の無い映画だった。チケット余ったのがよく分かる。[投票]
★2マレーナ(2000/米=伊)例によってやりすぎの演出なのだが、私刑シーンの編集のうまさと、この監督の他作品と異なりやっと共感できる人物(マレーナ)を登場させてくれたことだけは評価したい。 [投票]
★2ドニー・ダーコ(2001/米)明確にそれと指し示されているわけではないが、アメリカ合衆国民が「あの日」にうけた傷口が無残にもこの映画に露呈されている。あの日以降個人は狂気に逃げ込むことすら許されない。[投票]
★2バットマン フォーエヴァー(1995/米)荒唐無稽な大作こそ、念入りに作って欲しいものだが、一言で言えば雑な出来。ニコール・キッドマンがこの映画に出てくる必然性も、悪役二人が組む必然性もいずれも説明弱すぎ。ジム・キャリーのどこに悪役の魅力があるのか。 [投票]
★2フロム・ヘル(2001/米=チェコ)切り裂きジャックの正体や殺人の動機などはとてもうまく出来ているが、こういう設定にすると猟奇性は後退する。セットのちゃちさが目に付きすぎた。[投票]
★2トラフィック(2000/独=米)ドラッグ問題を犯罪物語にせず、ホームドラマの要素を持ち込もうとしたところがみそなのだろう。しかし、アルトマン風の作りにした結果、すべてが中途半端なエピソードで終わってしまった。[投票]
★2クレイドル・ウィル・ロック(1999/米)噛むと硬くてスジが残る牛肉のような映画。理屈っぽさというスジが残るのだ。 [review][投票]
★2007/ゴールデンアイ(1995/米)スケール感のない悪役を、ティモシー・ダルトン時代から平気で出すようになったが、この新スタートでも変わっていないように思う。ピアース・ブロスナン自身もきりっとはしているがやはり小粒。[投票]
★2明日に向って撃て!(1969/米)巷間よく評判に上るエンディングだが、『あぶない刑事』にまんまぱくられるレベルのセンスで、終幕をきっぱりと終わらせる強さをこの映画以降、映画は失い始めた。後に続いた『フレンチ・コネクション』がこれに輪をかけた。作品全体を見ても甘すぎる。[投票]
★2真夏の出来事(1996/米)膝カックンな映画。狙いどころが難しいというより、何をやりたいか制作者のアイデア自体がまとまっていなかったというレベル。困ったことに、キャメロン・ディアスの肢体だけは今もしっかり覚えている(困ることじゃないか)[投票]
★2暗夜行路(1959/日)原作のヤマ場の一つ、謙作が直子を突き飛ばすシーンを見た瞬間、「だめだこりゃ」と確信。ひ弱なおぼっちゃんの日本漫遊記に成り果てている。[投票]
★2007/リビング・デイライツ(1987/米)シリーズ初期のアクションが子供だましに見えるくらいアクションは良いのだが、アクションだけでこのシリーズが成り立ってないのではないことを示した一作。ティモシー・ダルトンのボンドには相当の違和感を感じる。硬く生真面目すぎる。[投票]
★2四月物語(1998/日)若いころに見たら、ぽーっとのぼせ上がってしまっただろう。描かれた「気分」はかわいらしくほほえましいが、今やこんな宙ぶらりんを嫌う性分となった目には、冒頭の家族登場の部分からあざとい子供だましに見える。 [投票]
★2醜聞(1950/日)エネルギーが発散の場を与えられないで身もだえしているような青臭い作品。感情の持って行き場がなく、見ていて肩が凝ってくる。[投票]
★2夢の涯てまでも(1991/日=豪=独=米=仏)イタリア・フランス・ポルトガル・東京・アメリカを経て、オーストラリアの信じられない奇観の中で終わるヴィム・ヴェンダースのこの野心作は、言葉どおりの未消化作品だ。彼の制作意図は彼の能力のEND(限界)を超えている。 [review][投票]
★2CUBE(1997/カナダ)編集ミスの出やすそうな映画。なんとか最後まで見たものの、空間感覚の目新しさ以外に何があったというのか?[投票]
★2007/死ぬのは奴らだ(1973/英)ショーン・コネリーとは全く色合いが違うボンド。しかし、ニュー・ボンドにしてはかわいそうなくらいミッションがしょぼい。これでは、街の警察官だ。アクションのワンシーンにばかり力が入り、ダレるわ、盛り上がらないわでよいところなし。[投票]
★2忠臣蔵(天の巻・地の巻)(1938/日)ヤマ場とヤマ場のつなぎが雑過ぎ。阪東妻三郎 扮する大石内蔵助、風格はあるのだが彼も茶屋場になるとスケールが小さくなる。このシーンをこなせる内蔵助役者がよい内蔵助役者なのだが。[投票]