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ジェリーさんのコメント: 点数順

★4インカ王国の秘宝(1954/米)ウワッ。『レイダース』の先駆作を見つけてしまった。同じパラマウントだし、可能性は高いぞ→ [review][投票]
★4真珠の耳飾りの少女(2003/英=ルクセンブルク)彫琢の限りを尽くして、フェルメールの光を再現した画力と執念に圧倒される。「傑作伝説」もの、あるいは「書かれざる有名人の伝記」映画の新たな傑作の誕生。この映画の成功を支えたのはもちろんスカーレット・ヨハンソン。絵から抜け出たかのような完璧な再現に驚嘆した。[投票]
★4緋文字(1926/米)リリアン・ギッシュの可憐さと高貴さと巧さを十分堪能できる名作。[投票]
★4渦巻(1945/英)奇妙な味わいのあるラブストーリー。逆光撮影が素晴らしく美しい。海難シーンの迫力もすごい。[投票]
★4噂の娘(1935/日)保守的な姉とぶっ飛んだ妹の結婚観の相違と、左前になっていく造り酒屋と、複雑な家族関係と、やや素材詰め込みすぎの感があるが、丁寧なセットや丹念なカット割のうまさは既に完成しており、成瀬監督の戦前のピークと思う。[投票]
★4二人の世界(1940/日)戦時の折、世相や時勢の描き方に限界があると分かっている上で言うが、理想的な家庭のあり方が描かれた佳作。原節子藤田進の硬い芸風を逆にうまく使っている。丸山定夫 の演技はナチュラルですばらしい。[投票]
★4マトリックス リローデッド(2003/米)あの「緑」は、1990年代初頭まで多くの人が使っていたコンピューターのディスプレイの緑だということにやっと今思い当たった俺も愚かだが、(エンディングタイトルの書体の懐かしいこと!) [review][投票]
★4女が階段を上る時(1960/日)この映画の配役はすごい魅力だが、なかでも主役。高峰秀子 は硬質で清潔な色気をもつ水商売の女という難役を巧みにこなした。主役を想定して執筆したオリジナル脚本ゆえに、高峰秀子とママ圭子がすごくだぶる。[投票]
★4その夜の妻(1930/日)闇の石造りの市街の逃亡劇から、いっきょに洋風の密室劇へ。これが日本映画かと思うバタ臭さ。モダニスト小津安二郎の最高作。[投票]
★4ピノキオ(1940/米)人間であることはせつないけれど、人間になってこんなに喜んでいるピノキオを見ていると、その切なさ含めて人間として生まれたことがいとおしく大事に感じられる。[投票]
★4失われた週末(1945/米)人間の正体を徹底的に掘り下げ、描写した力技。テーマの追求が浅いと単なる反・飲酒キャンペーン映画にしかならないが、酒への執着を正視できないくらいに表現したレイ・ミランドの手柄により、後世に残る芸術作品となった。 [投票]
★4忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻(1959/日)片岡千恵蔵の内蔵助は、硬く顔つきがまじめなので、茶屋遊びのシーンがとってつけたように不似合いだが、その他のシーンはとてもすばらしい。 惜しげもなく役者を使って正月映画の定番らしい格式を守っていた。[投票]
★4新諸国物語 紅孔雀 完結篇 廃墟の秘宝(1955/日)突っ込みどころはたくさんあるが、なんとか大団円にたどりつけた。宝探しの長い長い物語にふさわしいラストシーンはなかなかの見物。[投票]
★4墨東綺譚(1960/日)山本富士子 が少しも下級娼婦らしくない。しかし、豊田四郎独特の味わいの内向的世界の中心に咲く綺麗な大輪の華であることには間違いなく、いつまでも飽かず眺め続けていたい気持ちにさせる。これぞ、女優。[投票]
★4あなたに降る夢(1994/米)安易さはあるものの、ハートウォーミングな映画はやはりいいものだ。これまでブリジット・フォンダを愛嬌に乏しい女優と思っていたが、ウェルメイドの脚本を得て役柄を完全に呑み込み実にキュート。 [投票]
★4東京日和(1997/日)もの悲しくていいなあ、いいなあ。いつのまにか消えていった暖かい陽だまりに再び日を射そうとする人の営みの美しさ、尊さ。[投票]
★4リリイ・シュシュのすべて(2001/日)「カタカタ」の字幕シーンを全く取り去ってしまった方がすっきりとして、傑作になってたんじゃないか。その分マイナス一点だが、この脱力感たっぷりの痛さは今の日本を覆う痛さとして普遍的な説得力を持ってると思う。 [投票]
★4オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002/米)下ネタオンパレードのこの映画に集まる集まるビッグ・ネームのカメオ出演。はや風格さえ漂い始めた。間違いなく3部作中最高。不謹慎大好き。世界はSHAGでつながってるぜ、ベイベ〜〜〜〜〜〜ッ!![投票]
★4彼岸花(1958/日)小津安二郎監督カラー作品1号。完成の域に達した技法がさらに精緻に展開される。絢爛とした映画を作りたかった意思が実に明瞭で、その意味ではこの映画は監督にとって初の試みである。関西弁の導入による平安朝様式のような柔媚な味わい。[投票]
★4恋をしましょう(1960/米)マリリン・モンロー(またしても踊り子役!)がとにかくかわいい映画と言ってしまえばそれまでの映画であるが、映画という虚構の中での虚構としての「虚実」がきちんと描かれていて、手馴れた脚本作りだと感心した。[投票]