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[コメント] 珈琲時光(2003/日)

絶妙な光量の中で被写体が自足し花を咲かせているかのようでもあるが、ひと時の日常光景をとらえるキャメラの凝視力が、被写体の可視性を次第に溶解し、透明性の向こう側に息づく人生の不穏というテーマをあぶりだしていくプロセスが、幾何学の証明のように正確で美しい。
(★4 ジェリー)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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