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ジェリーさんの人気コメント: 更新順(1/53)

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★3望郷(1937/仏)主演男優女優の花の持たせ方が完璧なご定法で、この楷書体から後世、発展的継承、引用や模倣とりまぜいったい幾多のフォロワーが出現したのだろう。とはいえ古風すぎる演歌臭漂う演出には辟易しないでもない。地面からの照り返しの強さを照明で見せるセット撮影のうまさは特筆もの。けにろん, りかちゅ[投票(2)]
★3民衆の敵(1931/米)ジェームズ・キャグニーの早い滑舌に音楽を聴いているような快感を感じるうちに、作品をトータルに受け入れてしまう。スターは「すべて」ではなく「切り口」にほかならない。傑作ではないが、愛すべきメモラブルな作品。けにろん[投票(1)]
★5ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル(2011/米)観客をだまし続けるストーリーテリングはシリーズ中随一、CG合成含めた完成度も高く、最近のアクション映画に感じられる既視感とは無縁の次元を飛んでいる。落下へのこだわりが、旧来の映画と大きく変わった。人物が主体的に落ちていくシーンの面白いこと!ゑぎ, おーい粗茶[投票(2)]
★5ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015/米)くたびれてきたとは言え一人の男優が主役張り続けているこのシリーズはやはりえらい。前作の落下の主題を中心に据えたアクションに対して、今回は狙撃や催眠ガスや水中侵入など、多くのシーンが「息を止める」という生理的に困難な状態で主題化されていて、違いを作ろうとしている努力もえらい。さらに⇒ [review]ゑぎ, ロープブレーク, 濡れ鼠, プロキオン14[投票(4)]
★5ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018/米)スパイ・アクションとしては最高の出来栄えだろう。どこまでが生撮りでどこからが特撮なのか判別したい気も失せるくらいシーンに没頭できる。ロケ地の協力をここまで引き出せるリーダーシップにも感動した。色事とグルメに走らないストイックさが、007シリーズとの最大の違いか。ゑぎ, ALOHA, おーい粗茶[投票(3)]
★3緑の光線(1986/仏)普通の娘が、普通の友達と普通に自分本位に付き合い、普通の家族と普通に距離をおいて接し、普通の休暇を普通に不器用に過ごす、ごく普通の生活。その中の意外に深い孤独感が、よく描かれている。こんな普通の娘を演じるのは意外に難しいかも。それと、 [review]緑雨, 埴猪口[投票(2)]
★3シェルブールの雨傘(1964/仏)彼らは歌によって自らの出征を伝え、伯母の死を伝え、未婚のままの懐妊を伝えていく。登場人物の夢想の部分を主として担ってきた歌の機能の革命的拡張。その結果、そう珍しくもないプロットに満ちた映画が糞リアリズム映画に堕さずに古雅な神話のような光彩を放つ。緑雨, けにろん[投票(2)]
★4恋の秋(1998/仏)うまい。そしてそれをひけらかさない。40歳を超えたいい年をした大人の恋愛をとても軽やかにかつさらりとした味わいに仕上げた。文学臭のするセリフが浮き上がらず、違和感なく日常性に溶け込む技を保持する者は、後にも先にもエリック・ロメールただ一人。けにろん[投票(1)]
★5吸血鬼(1932/独=仏)傑作。正体不明の農夫の持つ大鎌のイメージが全編を支配する。土地と土地の連携を断ち切り、人と人との情報交換を断ち切り、人体とその影とを断ち切る。あらゆるものから遮断された、狂った世界としてクルタンピエール村がほのじろく浮かび上がる。 [review]けにろん[投票(1)]
★2スノーデン(2016/米=仏=独)つまらなかった。「これくらいのこと政府は当然やるよな今さら驚くほどのことじゃないし」的な眠った感性にがつんと揺さぶりをかけるだけの危機意識をこの作品に期待したのだが。この程度のエピソードの集積では発火点までには至らない。ロープブレーク[投票(1)]
★3靴みがき(1946/伊)本作に常について回る「ネオリアリズモ」という空ろな効能書きから完全に独立して立派な作品だ。少年院の3階建ての檻の前の広い石庭のセットの前衛的で簡潔な完璧さに心打たれる。キリコの絵のように鮮やかに少年たちの実存の不安を象徴する。 [review]動物園のクマ[投票(1)]
★2インフェルノ(2016/米)実に平板。考古学的関心や美術史的興味を程よく刺激して見せるところが、本シリーズの唯ひとつの取り柄だったはずだが、そこがおざなりなので、つまらない。撮影もカラっ下手。誰が映っているかよく分からないショットすら見かけられた。けにろん[投票(1)]
★2ペリカン文書(1993/米)白人女性と黒人男性を主役にしたとき、恋愛映画は成立しうるか、などと考えてしまった。それくらい、妙にぎこちなかったのだ、この二人は。けにろん, おーい粗茶[投票(2)]
★4M(1931/独)映画が勧善懲悪劇であることのクリシェから軽々と逸脱している。正義と悪の対立を異常な集団と異常な個人の闘争に変質させた構想力が素晴らしい。ワイマール・ドイツの潜在的脆弱性に対する嗅覚は今なお貴重だ。ヒトラー内閣成立後の制作だったらこの映画は公開されただろうか。ぽんしゅう, Orpheus, [投票(3)]
★3フィニアンの虹(1968/米)フレッド・アステアという戦前からの大スターに、監督含め若き世代がどうからむかが見所。御伽噺の要素が強く、うそ臭さにうそ臭さが重なっていく難はあるが、この当時既に廃れ行きつつあったこの老残のジャンルにしてはそれなりに新しさも示しえている。けにろん[投票(1)]
★5天国と地獄(1963/日)異様な緊張感漂う密室劇の序盤が好き。特急車両や車を多用し登場人物が動き回る中盤も好き。横浜を日活以上に無国籍的に描いた終幕も好き。なによりも、被害者と誘拐犯を偶然に靴屋のショーウィンドウ前で引き合わせるという心憎さが大好き。一分一秒にアイデアが満載の傑作。けにろん, クワドラAS, いくけん, chokobo[投票(4)]
★3ブロンドの殺人者(1943/米)ディック・パウエルが作中気絶はするが眠らないという指摘は陳腐過ぎるだろう。ならば、本作のノワールらしさは、人物の背後から人物が現れるということと、人物が屋内で照明を点けたり消したりすることから醸されるという指摘はどうか。少しは私の本作の執着ぶりをわかってくれるだろうか。 ゑぎ[投票(1)]
★3瘋癲老人日記(1962/日)おそらく、この老人の末期の夢想は、老人の葬式で故人をしのび涙ぐむ若尾文子の喪服姿ではないかと思う。 [review]けにろん[投票(1)]
★4ゼロ・ダーク・サーティ(2012/米)映画を見ることのマゾヒスティックな快楽を味わえる。世界再現を引き受けた重圧の行く先が観客に向かうのは当然の流れだ。その整流化の効率性と、効率性を支えた忍耐深いシーンの積み重ねのち密さに慄然となる。襲撃シーンの深夜未明のほの暗さの描写力の高さには敬意を表する。DSCH, 緑雨[投票(2)]
★3コマンチェロ(1961/米)アクションの連続だけが西部劇ではないことを実証したスクリューボール西部劇。色恋の緩さとアクションシーンのテンションの高さのメリハリがよく、落馬シーンはこの映画の白眉といえる。そしてこの映画で新たに発見したことはマイケル・カーティスの距離感であった。 [review]ゑぎ, 3819695[投票(2)]