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ジェリーさんの人気コメント: 更新順(1/53)

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★5天国と地獄(1963/日)異様な緊張感漂う密室劇の序盤が好き。特急車両や車を多用し登場人物が動き回る中盤も好き。横浜を日活以上に無国籍的に描いた終幕も好き。なによりも、被害者と誘拐犯を偶然に靴屋のショーウィンドウ前で引き合わせるという心憎さが大好き。一分一秒にアイデアが満載の傑作。けにろん, クワドラAS, いくけん, chokobo[投票(4)]
★3ブロンドの殺人者(1943/米)ディック・パウエルが作中気絶はするが眠らないという指摘は陳腐過ぎるだろう。ならば、本作のノワールらしさは、人物の背後から人物が現れるということと、人物が屋内で照明を点けたり消したりすることから醸されるという指摘はどうか。少しは私の本作の執着ぶりをわかってくれるだろうか。 ゑぎ[投票(1)]
★3瘋癲老人日記(1962/日)おそらく、この老人の末期の夢想は、老人の葬式で故人をしのび涙ぐむ若尾文子の喪服姿ではないかと思う。 [review]けにろん[投票(1)]
★4ゼロ・ダーク・サーティ(2012/米)映画を見ることのマゾヒスティックな快楽を味わえる。世界再現を引き受けた重圧の行く先が観客に向かうのは当然の流れだ。その整流化の効率性と、効率性を支えた忍耐深いシーンの積み重ねのち密さに慄然となる。襲撃シーンの深夜未明のほの暗さの描写力の高さには敬意を表する。DSCH, 緑雨[投票(2)]
★3コマンチェロ(1961/米)アクションの連続だけが西部劇ではないことを実証したスクリューボール西部劇。色恋の緩さとアクションシーンのテンションの高さのメリハリがよく、落馬シーンはこの映画の白眉といえる。そしてこの映画で新たに発見したことはマイケル・カーティスの距離感であった。 [review]ゑぎ, 3819695[投票(2)]
★4この世界の片隅に(2016/日)緩徐楽章が第1楽章に置かれた交響曲のような作りで、前半の淡々としたテンポがしだいに急速調子になる加減が上手い。すずが被弾したシーンなどはアニメならではできない表現なので深く感心した。声高に「反戦」を連呼せず、気の利いたユーモアの挿入がそれをもっと効果的に伝えている。水那岐[投票(1)]
★4天使の顔(1953/米)心理劇風の展開でサスペンスをかもしながら、不意のアクションによって瞬時に進行を加速する緩急の付け方を堪能したい。甘い映画音楽(これは美しく若い令嬢の心を表している)と、生起している事件の残酷さの対照性もおもしろい。演技、演出もきびきびしている。 [review]ゑぎ[投票(1)]
★3ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017/スウェーデン=独=仏=デンマーク)予測はずれの事態の連続に戸惑うのは主人公だけでなく、本作を観る我々も同様。可笑しくもあり怖くもある両義的状況は、他の映画では得られなかった新鮮な体験だったが、ここまで長尺にされると、鑑賞後の疲れがめっぽう溜まる。構図の素晴らしさは超A級。jollyjoker, ぽんしゅう[投票(2)]
★5ミルドレッド・ピアース(1945/米)人物や物の影がわずかな光によって美しく荘厳されるのがフィルム・ノワールの表の特徴であり、世知辛い社会の中で生きる悲しみが描かれるのが裏の特徴であるとすれば、本作は第1級のフィルム・ノワールと言ってよい。冒頭の殺人の行われた家を俯瞰で捉えたシーンで成功を予感せざるを得ない腕前。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★5ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015/米)くたびれてきたとは言え一人の男優が主役張り続けているこのシリーズはやはりえらい。前作の落下の主題を中心に据えたアクションに対して、今回は狙撃や催眠ガスや水中侵入など、多くのシーンが「息を止める」という生理的に困難な状態で主題化されていて、違いを作ろうとしている努力もえらい。さらに⇒ [review]ロープブレーク, 濡れ鼠, プロキオン14[投票(3)]
★2The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ(2017/米)家内と見に行ったら、家内は大絶賛。こちらはそうでもないと言うと「男にはこの味わかるまい」と上から目線でものをいわれる始末。なんでも家内の言うには⇒ [review]浅草12階の幽霊, ぽんしゅう, けにろん[投票(3)]
★2シャーロック・ホームズ(2009/米)グラフィックの感覚を感じる。スチール写真として見ると良い出来ということ。しかしこれが映画の面白さかといえば当然違う。手数ばかり費やす、まがい物の活劇だった。けにろん, 3819695[投票(2)]
★3アウトロー(2012/米)どこを切ってもうま味たっぷり。ひたすらに堅実さを追求した良心作。古典的なヤマ場作りに唸る。トム・クルーズが知られ尽くしたスターであることで抜群の安定感が生まれる。デュバルの使い方も泣けた。けにろん[投票(1)]
★3誘う女(1995/米)この映画には、ニコール・フェチ垂涎のシーンがいくつかあるが、最もそそられるのがやはり教壇の上に彼女がお行儀悪く腰をかけるシーンだろう。ところが残念なことに、ここがとってつけたようなシーンで出来が悪い。 [review]ぽんしゅう, sawa:38[投票(2)]
★415時17分、パリ行き(2018/米)原作者と映画との関係のありかたが一挙に革新された。ワンアンドオンリーの形だろう。実録をフィクション視してきた我々の眠った脳をがつんとぶったたく。美談の陰にある凡談を丹念に描きながら、このなんという温かさ。このあと原作者たちはどうなっていくのか、余韻は尽きない。けにろん, 3819695, おーい粗茶[投票(3)]
★4あの夏、いちばん静かな海。(1991/日)誰も作らなかった。どこにもなかった。抒情的でひたぶるに暖かいサーフィンにまつわる友愛の風物詩。透徹した観察力と、肩に力を入れない運動神経の掛け算が生んだ宝石のような作品で、主役が喋らないということで映像の雄弁性が二倍にも三倍にも増している。けにろん, ナム太郎[投票(2)]
★4ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英)本作品は、リーダーと妻の物語であり、リーダーと秘書の物語として読むべきである。妻や秘書が画面に登場するときに、リーダーの悩みも迷いも映像に浮かび上がる。それにしても、登場人物の「顔」が良い映画である。英国制作映画の最大の美質というべきか。ゑぎ[投票(1)]
★2復讐するは我にあり(1979/日)脚本の底の浅さを撮影と編集と俳優の演技がものの見事になぞってしまった。加害者行為としての悪行の幅、深み共にこのレベルで見せ続ける意図に疑問を持つ。現在と過去に行きつ戻りつする時制操作に緊張感なく、すべてにわたって鈍感な映画という印象。寒山[投票(1)]
★5インド夜想曲(1989/仏)自分探しに終わってしまうのが海外渡航映画の常套だが、この作品はインドの深層に沈潜して自己発見に至る定式を外し、目的の正当性そのものの崩壊の自覚に行きついてしまう点が個性的。ラストの西欧人同士のダイアローグは実に知的で最上級に典雅な決着の付け方。けにろん, 濡れ鼠[投票(2)]
★2新学期 操行ゼロ(1933/仏)12年間の上映禁止を食らったという金看板の正体がこれか。失望は大きい。独創的な遊戯のテロルを期待したのだが、映画の約束事を破壊する演出技法のテロルも日常の裂け目に楔を打ち込むような俳優達の演技のテロルもなく、映画は凡庸な予定調和的進行に埋没している。けにろん[投票(1)]