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[コメント] 爆裂都市 Burst City(1982/日)

アナーキー・イン・80'sジャパン

制作会社からして「ダイナマイト・プロダクション」(制作する前からダイナマイトかよ!!!)である、企画には「泉谷しげる」である、予告篇からして「ATTENTION!!奴らを信じるな!」「今こそ闇を捨て 都市と共に爆裂せよ!!」である。・・・・・・まったくバカじゃないだろうか。

脳ではなく皮膚でストーリー(果たしてあったのか、そんなもん?)を追っていく感じ、やんちゃな実験精神、「間違ってるかもしれないけどとにかく俺たち本気だぜ!!」という感情の暴走・・・などなど、まさに狂い咲くパンク(=一発芸)の嵐。

でも正直言って、見る前の期待がデカすぎたのか、見ていてそれほど熱狂はしなかったのだけど、商業映画の宿命である「ぶっ飛ぶのもほどほどにしなければならない」という常識を無視して、ぶっ飛びまくった石井聰亙監督&出演者&関係者全員に敬意を感じてしまうのだ。

あと、難点があるとしたらちょっと「長すぎる」こと。やっぱパンク・ミュージックって言えば2分30秒、長くて3分ぐらいじゃない?1時間半は長すぎるよ。そう考えると、予告篇が一番おもしろかったかも。

いやぁ、それにしても80年代の日本って、ホントに平和だったんですね。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (6 人)ねこすけ[*] HW[*] けにろん[*] ぽんしゅう[*] 太陽と戦慄[*] tredair[*]

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