もちろん、後半の展開を見ていけば｢オチ｣が予想できてしまう、という意見はハズレてない、むしろ的確な指摘だ。が、TVドラマと違って、｢オチ｣が予想できても楽しめるのが映画の醍醐味なのだから、そんなことは小さな問題に過ぎないんじゃないか？(たとえばセックスの時に、｢最後にイクから気持ちよくない｣、なんて言う奴がいるか？映画をセックスに喩える僕も｢？｣だが･･･)。

実際、繰り返し繰り返しこの映画を見ても(5回見た！)、僕はまったく飽きてない。というか、むしろ見れば見るほど、最後のカタルシス＝オルガスムが大きくなってくる(のは僕だけなのか)。

死ぬまで僕は、ハリウッドに中指を突き立てた、こんなイカれた映画を同時代に体験できたことに、ただただ打ち震えつづけるしかない。