人の死への無関心、上司の心傷をえぐるガキのような逆ギレ、極めつけは容疑者の過失致死。

冴子を殺したのは明らかに秦だ。考え無しに容疑者を現場に連れまわした上、一番重要な「容疑者の保護」を怠り、死に至らせた。相手が何をしでかすか分からない状態で、しかも一番危険な状況下で「放して！」と言われて本当に手を放すバカがどこにいるよ！秦よ！で、すぐ追えよ！飛び降りるまで何してたんだよ！「アクション！」かかるまでボーっとしてたのかよ！秦よ！

その後、秦は処分は受けないにせよ（映画だから）、当然その圧倒的な後悔と苦悩の元生きてくのだろう、とか思ってたが、んな描写ねえし。あっさり普通に墓参り行ってタバコなんて吸ってる場合ですか秦。のんきに匿名掲示板へ無意義な情報流出してる場合ですか秦。もしや意図的に現代人の薄ら寒い心の空虚さとかそういうのを実はみせようとしていたなんて言うオチですか？それにしては色々足りなくないですか。あーでもそれなら実写で秦＝柳ユーレイ、とかだったら説得力出たかもね。野球シーンもあるし。じゃあ久住はたけしかよ！似合うかも。結局最後まで何考えてるか分かんなかったし。で、ラストは便所の中の柳ユーレイが（以下略）