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[コメント] シティ・オブ・ゴッド(2002/ブラジル=仏=米)

60年代の神の街でサッカーやってるシーンが出てくるのを見てて思う。 こんなトンデモ連中相手にして勝てるのか、日本代表。
torinoshield

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「日本人はマリーシア(ずるがしこさ)が足りない」byジーコ*

以前ジーコがアドバイザーだった鹿島が天皇杯決勝で清水相手に見せたマリーシア(1.相手選手が倒れてプレーを切って欲しいと要求しているのに審判が止めないのを確認して倒れてる奴を利用してオフサイドのゴールをした。2.ゴール前フリーキック時審判が止めていると勘違いした準備の整ってない清水相手にいきなりキック、ゴール)。

日本ではだました鹿島側が「ずるい」「卑怯者」呼ばわりされ(←日本人的には当たり前)、だまされた清水側は自分の間抜けさを悔やむどころか被害者に成り切り同情を誘おうとした(←これも情けないが日本人なら有効)。あまりの文化の違いにさぞジーコも驚いただろう。

この映画ではマネの様にはめられた方は「まぬけ」呼ばわりの上袋叩きにあっている。そういう意味でマリーシアが足りないって言うより都会でも村社会の日本にはとてもこんな風になれそうもない。これが邦画ならマネの家族が虐殺されたり子供が撃ち殺される所でとたんに被害者側に同情する視点に切り替わるだろう。

よく南米に修行に行こうとする選手が言う。「精神的に強くなるためにブラジルでハングリーさを学んできたいんですっ」やはり何か勘違いしているとしか思えない。隙があったら殺されるだけ。それに同情する人間などいない。根本から何かが間違っていると当時の試合後の論調を感じたがこれだ、この映画にあるんだ、答えが。

*ジーコ:映画の舞台であるリオデジャネイロ出身 本名:アルトゥール・アントゥネス・コインブラ 1953年3月3日生まれ(ブスカペ世代) ジーコと言うのはあだ名、下っ端の小僧に付けられる愛称。

(評価:★4)

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