TVで宣伝していたシーンがお寺の真上にどっかんと黒い方が降りる（と言うより落ちる）シーン。あれにおおっ！っと一目ぼれしまして30分後には映画館に座っていたわけだが昨今の複雑なデザインのものに比べて驚くくらいシンプルな形状のロボット達にも変な新鮮味があるものだ。やはりお寺と東京タワーですよね、圧巻は。カラスが舞うだけでその大きさが想像つく様に出来ているし東京タワーの鉄骨の壊れ方も上手い！鉄（L鋼やH鋼）は最初がんばって一気にバキバキっと折れる様になっている。まるで仕事の破壊試験のようだ。弾性係数でシミュレートでもしたのか?

逆にがっくりはロボットを見上げる人達の顔のアップが多い事。その視線の先で巨大なものが戦っているという演出が多すぎっす。もしそれをやるならあっけにとられる人のアップ、カメラが人を中心に１８０度回転、背中越しに巨大ロボット、という様な連続性のある編集も数パターン欲しいのだがどうでしょう？別撮りだってのがバレバレなシーンが多すぎなので（だってこれじゃTVのヒーローものだもんね）。

あと全く関係の無い話だがコンピュータで財を成した異端児の宅見役だが今ならライブドアの堀江さんが役柄ぴったりなんじゃないか？「いやっ、そーじゃなくって（半笑い）、いつかは私の前にみんなひれ伏すんですよぉ」なんて言ったりしてロボット使ってフジテレビの本社ビルをぶち壊す。日枝さんのあっけにとられるアップ（別撮り）、ああぁ見たい。まさに株が上がる（両方）。