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[コメント] 恋愛寫眞 Collage of our Life(2003/日)

そっちにじゃなくてオレにお詫びを!あ、いや、監督からの詫びは要らないっす。
ピロちゃんきゅ〜

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ギャーーー!っと叫びたくなるほど本っっっっっっっっ当に堪能させていだだきました。普段のピロ様とはえらい違うノリを見せてもらったというか、堤監督が見たい美女役というか、ミステリアスな女というか、単なる男視点からの不思議ちゃんというか、メイキングでピロ様が「私に近い!」と言ってる事にぶっとんだというか、何をやってもかわいいなーというか、髪が伸びてもかわいいなーというか。さすがに、水を含んでプーの所は客が他にいなかったら「ぎゃははははは」ものですよ。オレが現場にいたら、その時点で抱きしめちゃって撮影どころじゃなくなりますよ。虹どころじゃないっすよ。笑って「うん、憂いヤツじゃ〜憂いヤツじゃ〜」と頭をなぜなぜしてあげたいモノです。もう、あのショットだけでもピロファンは一見の価値があると思われます。まず、ここを押さえましょう。

続けてピロ様の突出したシーンは、というかほぼ突出しているのですが(すでに突出ではない)、マヨヌードルは、美味しくなさそうね。でも、ピロ様のラーメンをすする姿ってとってもセクシー。焼きそばも良かったけど、これもええ。彼女の飯を食う時のあのガッと食い付く豪快さがかなり好き。つーか、前もどっかでこれ書いた気もするけど。まあ、何度でも言ってやろう。そういや、彼女の映画やドラマではなぜかよく飯を食うシーンが多いな。多いなというか、オレが気に入ってるからやたらと目に付くって事か?とにかく、一緒に飯くいてーとか絶叫したくなる。マヨヌーでもいい。面と向かって同じテーブルの席に着きたいのだ。とりあえず、えー、ここもテストに出るかもしれない。押さえましょう。

さて、クイズだ。

実際、マヨヌーは美味しいでしょうか?

このコメントを考えるに当たって、いざ、食ってみた。んーー…意外にいけますよ?適量を入れると(ほんのちょっと)、それなりに食えます。ラーメンってよりはスープたっぷりジューシーなUFOって感じかな。映画のアレは単にマヨネーズ入れすぎっす。ピロ様もメイキングで、ガッと喰って「マヨヌードルって言うより、マヨネーズだね、これ」と苦い顔をしていたし。誰だ。あんなに盛ったヤツは?オレが成敗してくれる。

さて、テーマをすり変えよう。「死んだはずの彼女から手紙が届いた。消印はニューヨーク。」これがキャッチコピー。しかし、実際のストーリーに合わせると「カメラマンの仕事をクビになったその日、別れた彼女から手紙が届いた。消印はニューヨーク。「うだつの上がらないオレへの当てつけかよ?」と手紙を捨てるが、その夜、彼女の死の噂を耳にする。そんなバカなと1枚の写真だけを手にニューヨークへ勢いでGO!さみぃぃぃぃぃっ!」こうだね。長いコピーだなぁ。なんだか、正しいあらすじ風コピーになっちゃったよ。というか、これ、あらすじだ。あっちのあらすじは、静流と誠人の出会いのシーンのみ突起して書いたあらすじだからなー。というか、あれ、あらすじじゃない。両方で補完しあうのが良いかと…(なんて迷惑)。ともかく、誠人は死んだハズと知ってて手紙を受け取るわけではないし、もともと死んだなんて信じてないでニューヨークに行くわけで、この「死んだはずの〜」のコピーはちょっとウソだ。もしかしたら、この綺麗なコピーに騙されて見た人が怒ってるかもしれん。スマン。オレが代わりにお詫びを…ちゅ〜。

注意・・・まだまだ続きます。

続くけど、たまには映画の演出に対しても素人ツッコミを言おう。堤さんの演出って、激しくTV的だ。誰にでも判るようにと説明口調なシーンの挿入が多くて、なんだかな〜な感じを受ける。死体安置所の所だって、顔をみなくても手だけで彼女って判るわけで、「顔を見ても判らなかった」てなナレーションなど余計な言葉なんですよ。しかも、手には「みかん」とか書いちゃうし。更に更にそこで、手にメモしてたな〜ってシーンを挿入しちゃったりなんかして、もーね、哀しいシーンではあるんだけどさ、もっとググッとさせようよ。口のアップだ目のアップだと、オレ的には嬉しい限りなショットも多々あるんだが、オレの希望はもっとストレートだ。もっともっと良い作品に彼女を出してあげたいのだよ、ファンとしては。というか、やっぱ、堤さんに提言しても、イマイチ、オレが乗って来ない。ピロ様の話題に戻ろう。やっぱそっちのが楽しいらしい。

えーっと、

部室でのちゅーのシーンに話を移そう。いいなぁ…って事じゃなくて。いや、そりゃ羨ましいんだけど。かつて、ピロ様のキスシーンは映画・ドラマと何度となく見ているわけだが、今回の、特に最初の龍平くんとのちゅーは、「思い切ってガッといってみました」な、ちゅー。もうね、お姉さんです。相手役が年下で、リードするのがピロ様というシチュエーションになってます。「もう、すきすきす〜」な、ちゅーは、ミッチーとのちゅー(by 「オヤジぃ」)ぐらいだった気もするんですが、「かっちょええ男」好きなピロさまから見て、今回の龍平くんはちょっと趣味じゃねーんだよなー感が(まあ、そうだろうな)。むしろ、その後の「そんなに優しくしなくていいよ」の一言で、もう龍平くんじゃなくて、オレが腰砕けましたよ。「どんな事があろうとも、この人とは一生、別れません!!!」と(注:つきあってないです)。あんなキュートな事言われて、そう誓わない男なぞ、男ではない!とまあ、ここが素晴らしく良いシーンだったのに、またその雰囲気をぶち壊す堤演出。その他部員達のあっけに取られた顔のショット。無駄だ…。というか、照れ隠しなのか?「ギャグは少なめで」と語っていた堤監督だが、「ギャグは無しで」という気持ちで撮って初めてバランスの取れる人なんじゃないか?可愛かったり綺麗だったりと、オレ的には嬉しい限りなショットも多々あるんだが、オレの希望はもっとストレートだ。もっともっと良い作品に彼女を出してあげたいのだよ、ファンとしては(2度打ち)。というか、いかんいかん、ついつい堤演出の話になってまう。

[--修正--]

で、ピロ様の寝顔の写真。あれ、いいよね。ほんと、綺麗。「でぞめ式っ!」の写真も良い。で、何だかんだと言いつつ、「この写真はいい。いや、撮った君じゃなくてモデルが」オレは本当にそう思った。あれはモデルがいいんです!ほら、小池さんで撮ったらどうよ。目を見開いて、口から(        )な寝顔になりそうじゃないか。うーん、それはそれで欲しいかも。いや、意味はないけど。でも、小池さんの怒る気持ちも判るぞ、あんな風に審査員に言われたら。例えば、オレがオーディションに行って、曲のデモテープを聞かせたら「いいね、これ!」「ありがとうございます」「いや、曲じゃなくて、このCDジャケットが。誰が撮ったの?」てなもんですよ。「中身きいてねーのかよ」みたいな、そんなしどい仕打ちを受けてさえ、わざわざピロ様を紹介しちゃうあたり、小池さんも実は良い人じゃんとか思ったりして。もしかして只のお人よし?それじゃあニューヨークじゃ生きていけないかも。そんな映されてない小池さんのキャラクタが、結果としてああなるっていう、いい人ほど壊れると手が付けられないっていう、そんな意味だったんだろうか。しかし、賛否両論というか(賛はあんま居ないか?)話題騒然というか、この小池さんのキレぶりはびっくりして笑いが止まらなかった。正直いって最高です、この人。今の所、3回劇場で見て、3回とも劇場で笑いを抑えられなくて、勘弁してくれよ、と。もう3回目なんかは、小池さんが登場した所で思い出し笑いですもの。やたらとパチパチうるさい小池さんの瞬きの多さだって気にならないってもんです。しかし、基本がシリアスな映画なんだから、わざわざ、壊さなくてもいいのに。別の映画のネタとして取っておいても良かったんじゃないのか?単体でみると、この小池シーンは堤ギャグで最高の出来だったと思うぞ。変な意味でもったいないよ、このシリアスな映画にとっても、そのギャグにとっても。まあしかし、ピロ様が出てないシーンの中ではここぐらいですか、微笑ましく可笑しいのは。のっけの方の意味無しギャグは確かに堤節なんだが、どうにも空回りしてて。まあ、その空回りぎみなネタが堤節だっつー話もあるけど。映画導入部で、あんなマンガみたいな窓ガラス見せられたら、笑う前に普通は引きますって。監督の遊び心っていうか何て言うか…、何回か見て初めて気付くような下らないギャグも多いし、たぶんもっと在るだろうし。つーか、そんなに何回も見るのはピロオタか龍平オタしか居ないから、ギャグは期待してないよ、監督…。そんな意味では、突出したギャグスペースである小池シーンが、映画自体を食いまくってました。もし、ピロ様が出てなかったら「主役は間違いなく小池」と、オレも書いたかもしれない。

というわけで、龍平くん…。キミが主役だったのね?見た目も濃いが喋りもなぁって、ピロ様の相手をするにはちょっとクドイか。「広末さんとはいつか一緒に仕事がしたいと思ってました」だとぉ!32年早いわ!と、と、ちょっと冷静になろう。ピロ様の相手ったら、いままで、ほとんどがオヤジ相手。つーか、まともな恋愛映画って無かったけど。高倉健に小林薫にジャンレノと来たもんだ。ドラマで言っても田村正和にさんまに剛くん(←気持ちはオヤジって事で)。年下。しかも、役者的にまだ駆け出しに近い、ただ単にオヤジが偉大な役者だったという龍平くん。魅力溢れる彼女になぜか惹かれてしまった普通な自分。そんな自分の限界を壊そうと必死にもがく男の自立を歌う映画ならば(そんな話じゃないのかもしれないが…)、龍平くんは微妙な配役だと思うんだが。というか、純粋なカップルとして、ピロ様にはもちっと清潔感ある人のほうが似合うぞ。つまり、オレだ(だー)。←ほら、さっきの普通な男設定にするならオレの方が似合うし(だー)。まあ、500歩譲って、龍平くんでもいっかぁと納得しよう。イザムを使われるよりはマシだべ。しかし、彼の妙な英語もネタの一つなんだろうが、全編通して、この聞き取りにくい英語ナレーションは企画のミスとしか言いようが無い。日本語でうだうだ言われるのも腹が立つだろうが、この「何語やねん」な英語はもっとイライラ感が募る。わざとにも程があるぞ。と言いながらも、2度目3度目と見るたびに彼の言葉は聞きなれてきてナンとも思わないぐらいになるので驚きだ。でも、さっきも言ったけど、基本的に映画を見る人はその映画にとって一見さんなんだから、やっぱこの英語は失敗だよ。という事で、とりあえず髪を切って来い。耳を出すように。前髪は眉毛にかからないように。校則ですから。

はー、相変わらず長くてすまん。というか、最長です(笑)。なんでバカ長くなっちゃうんだろうなぁ(確信犯です)。…で、振り返るに、オレも無駄なギャグが多いな。誰か笑ってくれてるのか?まあ、笑ってくれなくてもいいんだがって、堤さんもこんな気持ちか?あと、これだけ。最後だけ。最後の亡霊ピロ様はもうこの世の者とは思えないほど美しかった、リアルで(どっか矛盾してますな)。もうピロ様に「はい」って言われた時に、全てを、小池さんを、無駄なギャグを、なにもかも、全ての全てが吹っ飛んで、神の許しを得たような、そんな慈悲を頂いたような恍惚な気持ちになったのですよ。いやー、素晴らしい「はい」だったなぁ。DIONの深っちゃんの「うん」と並んで(並ぶのか!)、秀逸な愛の言葉だ。「はい?」じゃないよ、龍平くん。

ふぅ、満足したような、してないような…。さて!クイズだ。←映画にならって2度目。

本当の所、この映画は美味しいのでしょうか????

ホント、最高っす。いや、小池さんがじゃなくて。もちろん龍平くんでもなくて。ピロ様、貴方の存在がWONDER。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (9 人)あちこ 夢ギドラ 浅草12階の幽霊 ナム太郎[*] コマネチ トシ ことは[*] tkcrows[*] makoto7774[*]

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