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[コメント] 藍色夏恋(2002/台湾=仏)

自転車に乗る彼と彼女の姿はイイぞ。『アイコ十六歳』の自転車姿に匹敵。監督が逮捕されない事を祈る(@今関監督)
ピロちゃんきゅ〜

先日みた『ラヴァーズ・キス』と被る臭いもある。というか台湾くさくないぞ。湘南かと思っちまったヨ。でも、日本の青春モノよりもストレートな分だけ印象は良い。ま、吹替えで見なければの話だが。

最も、気になった…というか「そこは違うべ」みたいな吹替え箇所を上げれば、プールのシーンでカノジョがカレシの名を連呼する所だ。吹替えの方の弱々しくなで声で「チャン…シーハオ…チャン・シーハオ…」。吹替えじゃない方はけっこうぶっきらぼうに「チャン・シーハオ!チャン・シーハオ!」。吹替えの方は「恋に恋する乙女」が入っちゃってます。そんなキャラと違うくないか、カノジョ。それは喋ってるキミ(声優)の気持ちだろ。という所で、先日からモヤモヤしていたこの「吹替え」のダメな所の問題点が見えてきた。以下(途中)、この映画にというよりも「吹替え」について。

レベルが高いというウワサの日本の声優文化に詳しくないんで「全然ダメ」とは言い切れないんだが、思うに、日本の声優はその土壌をアニメーションで培ってきたわけで、声優によってキャラクタの造形を深くするという役を買っていたのが現状の進歩を生んだと思われる。また、その声の独自性で自らの声優としての価値・存在感が決まっている世界でもある。という所から考えると、アニメーションで優遇されるポイントっていうのが、ことごとく「吹替え」という仕事に置いては邪魔しているポイントになっているのではないか?その演技している役者の表現を更に大袈裟に表現したり、作為的な声にしたりとかになってしまうのではないか。

というわけで、吹替えのプロとアニメのアフレコのプロと、きっちりと分けて作品をこなしていってもらいたい。もうタッチのカっちゃんとか南ちゃん風の声は実写の声には要らないよ。

…もしかして、既に分かれているわけじゃないよな?よく知らんけど…。

ところで、カレシが最初に出てきた時の変なポーズは何だ?花の応援団?くえっ!くえっ!くえ〜〜!

(評価:★4)

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