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[コメント] どこまでもいこう(1999/日)

小学校の時の親友とちょっと会ってみたくなった。
ピロちゃんきゅ〜

彼とはこの20年近く会っていない。中学に入ってクラスが分かれてからは疎遠になって、高校も別になり…。高2の時に町でバッタリ会った時以来、出会ってもいない。何してんだろーなー、今。

なんていう思いを、見た人はだいたい思うのではないか。それぐらい、小学校時代を鮮明に蘇らせてくれる。なんか子供を使った映画でここまで上手に撮る人って初めて見た。子供達が、ちょっと前までの子役達より上手になってるって事もあるんだろうけど、あまりに自然で驚く演出だ。すばらしい。まぁ思うに、監督が今でも子供の視点でモノを見れるっていうよりも、自分の子供の頃の記憶や、その時の気持ちってものを未だに持ってたりするんじゃないだろうか。その表現に長けているというか、素直に自分の事を撮っているというか。

そんな意味で、この映画の持ち味は「ちびまる子ちゃん」に似ていると思う。あれも、さくらももこの自分の記憶と気持ちを本にしただけの話だが、その記憶をかつて持っていた大人達から共感を得た話だ。子供向けに作った話じゃない。子供の頃を記憶している大人に向けて思い出した話だ。

ちびまるの中に出てくる大野君と杉山君のペアは、まるでこの映画のアキラとコウイチの二人ではないか。

(評価:★4)

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