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[コメント] エリン・ブロコビッチ(2000/米)

弊社を選択していただき身に余る光栄ですが、貴殿の能力をいかんなく発揮しうる職場ではないと判断いたしました結果、今回の採用は見送らせて頂きたいと思います。
ピロちゃんきゅ〜

この人がうちの会社にやってきて「雇いなさい。私は優秀よ!」と、のためいたら表コメントの通り書面のみで帰ってもらいます。「逃がした魚は大きいわよ。」そう言って帰って欲しいな。だって、喰われるよ、うちの役員2人じゃ。「もっとベンチャーな会社に行けよ、君ならやれるさ!他ではね。」と言う(と、社員2人の規模はベンチャーな会社の役員のコメント)。それぐらい強引で自信過剰な存在だろうな、本人は。まさにアメリカン・ドリーム的、成功美談。でも成功して良かったね。そのリスクは根性や感覚では拭えないほど大きいものだと本人は自覚してないだろうね。

生活を守る為に働く。当然だ。そして、やりがいが生まれると楽しくなる。当然だ。家族の為に働いて働いて働いて、その報酬は給料とクライアントからの信頼という形であらわれる。給料をつり上げる為、信頼を得る為にでかい仕事を取ってくる。それは営業マンとしてあまりにも当然で重大な責任ではあるが、実は経営の本質はそこにはない。会社の命題は「存続」だ。「拡大」と捉える人も多かろうが、「存続」する為に「拡大」するのが本質といえる。とにかく大きく大きくしていくと、ヤオハンとダイエーになるのである。もちろん、仕事を取ってこなければ存続はできないが、仕事の拡大にはリスクの拡大も伴うわけだ。そのリスクは会社の存続を揺るがすものであれば、当然、「ちょっと待ってくれ」というボスの意思は正解である。彼女がばかでかい訴訟を起こそうにも、ボスの無謀な賭けがあったればこそ。実際、やれる規模ではないのにうまく行っちゃったパターンだ。実際、「世で成功した」と評される経営者のほとんどは、このギャンブラー達である。そんな意味では、このブロコビッチの功績は、ボスの勝利と言えるだろう。彼女自身は類まれなる営業のセンスがある人かも?と思うが、経営者的資質はないな。映画が脚色なしで撮られたというのが本当であればだが。

ちなみに、あのボスが俺だったら、ぜったい訴訟は起こさない。もし成功の暁には、巨額の富と名声を得るとしても、自分の責任で負いきれるリスクの内なら考えても良いが、失敗した場合の全社員とその家族及び自分自身とその家族の今後を考えると、絶対にできない判断なのだ。あっけなく他社にネタを譲るであろう。

って、こんな映画を見て、なぜ俺的経営論を展開するのか?自分に確信を持ったからさ。ふっ。いいんだ、投票なんかされなくても。

人によっては「チキンな経営者」と思うだろうが、それは経営した時に判る事である事を付け加えておこう(ここ重要)。あ、既に経営されてる方でそう思う方は、どんどんリスクを負いなさい。そうして経済は流動するのだから。その歪みにひっそりとスキマ商売させてもらいま。でへへへ。目指せ、社歌・CD化。←タイトルは「ワサビできゅ〜っと」もちろんデュエット。

(評価:★3)

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