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[コメント] カルテット(2000/日)

演奏に集中してる最中は「息をしている」感覚すら無くなる。なんでクシャミなど出るはずは無いわけだが、それが出るぐらい「クソ度胸がある」とも言える。どっちにしろ、演奏を切るって事は問題外なのだ。
ピロちゃんきゅ〜

久石さんの意に介さず軽い映画っす。彼の音楽ばりに軽い本格派(と、この一言の説明にも長いページを割かねばいけないのでしょうか)。

なんか、つくづく音大出の音楽屋だなーみたいな映画だと思う。「どんな芸術であれ、基本があって理屈がある」と信じて止まない芸術家(いや、実際そうなんですが…)の「なんだか判らないが「誰でも上手に映画を撮れる本(著・北野武)」の通りに撮ったのに上手く行かない!」みたいな焦りを映像に感じました。

そうだねぇ、『稲村ジェーン』の教科書無視・理屈無視のロックバンド叩き上げ(理屈よりもやって覚える派)な映画と対を成す音楽屋映画。お互い、突出してうまい所は音楽シーンのみという微笑ましさがそっくり。問題は、こちらの方が音楽的にも正統派な分、評価に値するって所か。こなれてくれば、「そこそこな」映画は撮れる人だと思う。次は「誰でも上手に映画を撮れる本2(著・宮崎駿)」を熟読して頑張ろう。期待の4点。

(評価:★4)

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