歌の部分は周りの子供達も熱唱。おぉ、人気あるのぉ…と、そう思ったのもつかの間、始まると、暇を持て余す子供達であふれかえる。確かに、この話はついて行きづらくないか？はっと気がついたら魔法のタネを手にしていた。「あれ？」と思った自分も夢の国へ行っていたようだ。ミニハムズで我に帰る（順番が逆だったか？定かじゃない）。「ホンモノもださかんい！」と叫びたくなった。あのハムハム帝国をゴジラが襲撃といった方が面白かったのに。東宝の「2002年正月映画はゴジラ、しかも金子君にやってもらう！」という意気込みに中堅社員達が「またゴジラ？」と渋ったような状況できっとこの２本の併映が決まったように感じる。だとしたらこの２作のコラボレーションが今流行りじゃないのか？←もう流行ってないか？

「来年もハム太郎とゴジラで行きましょうよ」と言える社員は東宝にいるのか？いるとして、その脚本はこうだ！

　　　　『とっとこハム太郎・ハムハムランドを救え！』（2003年・正月映画・東宝配給）

１年前の正月以降、頻繁にハムハムランドで遊び呆けるハム太郎たち。楽しく時を過ごし、お約束・ミニハムズも登場。沸き返るコンサート会場。今回は３曲も歌う。そこへ「デデデッデデデッデデデデデデデデデッ。デデデッデデデッデデデデデデデデデッ。」と重いオーケストラ。観客席を踏み潰すゴジラ襲来。泣き叫ぶミニハムズ。逃げ惑うミニハムズ。ハム太郎が先導して逃げる逃げる。実はゴジラは魔法をかけられて巨大化したイタチ。目は赤くしてくれ。全身白くてもいいな。それでもゴジラ。背びれ付き。妖精さんが「魔法のタネを食わせると魔法が解ける」と教えてくれて、またもタネ探し。意外なところで魔法のタネはミニハムズ自身が魔法のタネの変化体だったっつう感じで、土壇場で加護っちを食わせるかどうかでハム太郎が悩む（←また加護？参照：ピロQのGODZILLA）。さあ、どうするハム太郎！まぁ、オチは本番でどうぞ（逃げた！なんて言わないで〜）。ちなみにオレはミカちゃんなら食われても全然痛くないな（鬼畜）。そしてハッピーエンドの幕が閉じて、引き続き『ゴジラ３』が始まる。→当然、ゴジラの登場シーンは横浜スタジアムでコンサート中のミニモニをゴジラが襲来というハム太郎へのオマージュ付き。