[コメント] ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972/米)
幾千の白いウサギの、幾千のピンクの鼻にエクストラ・ポイント。目が離せない原因はあのリズムにある…。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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30 年の時を経て、うまいぐあいに香ばしいアロマ(芳香)を放っている感じでした(約 20 年前にみたときよりオカシさ倍増。ただ単に私がお下劣ギャグでも率先して笑えるオトナになったっていうだけか? そのへんは客観視できないから不明)。
全体に漂う「いかがわしさ」が、「ちょっと聞きにくい」ハナシにぴったり。
律儀に、いちいちくだらない韻を踏むシェイクスピア風演劇での、「ビーバー・シューティング」っていうのがなんともヒワイでよかったです。鋼鉄の貞操帯って、いまでもあるんだろうか。羊をめぐるラブストーリーも、ズレたインテリ・イタリアンもよかった。「ぜんぎ〜〜〜〜〜」って念仏となえられても…。女装オヤジはヒゲがヒトラーでよし。エンストした彼女をクルマに乗せ、「あなたの名前は?」と聞かれたアレンは「ほにゃららタマス」と答える。こまかい伏線芸。古いお城に到着したカップルが、せむし男に迎えられるのはオキマリで、やっぱりそこではイカガワシイ研究が進んでいるわけで、おやおや、と姿勢を崩すとイキナリ巨大チチ!!(しかも迎え撃つ秘密兵器がアレだ!)。整髪剤の CM で、いきなり霧のバックグラウンドで抱き合う男たちをわき目に、「あなたのヘンタイおしえて」クイズへ。ああ、Fast Show のリメイク・ギャグはここからきたのか。しかしやっぱりなんといっても「こちらミッション・コントロール」でしっかりキメてもらえて私はシアワセ。
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