[コメント] ジャッカルの日(1973/米)
綿密な計画。緻密に実行する人間。隅々にまで至る小さな歯車がかっちり正確にころがるから、大団円まで気が抜けない。繰り返しみればみるほど、つくりのよさが見えてくる。
個人的に3回みて気に入っているシーンは2つ:
● 市場で衣装を揃えるジャッカル。彼の肩がとおりがかりの通行人にずん、と当たるが、ジャッカルは無言でふらっと通り過ぎる。
● 中盤すぎ、静まり返った路地を歩くジャッカル。画面中央に一匹の猫がいる。ジャッカルが通り過ぎるとき、う〜と威嚇の声を上げる。
狙ったわけではないのかもしれないけど、深読みかもしれないけど、人物描写のためにはどちらも効果的なシーンだと思います。
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