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[コメント] プロデューサーズ(1968/米)

なんなんだこれはよお、と絶句。参りました。
カフカのすあま

アメリカンなギャグ、舞台風の派手な演技、異様に魅力的な端役。そして目標は「世界最悪の舞台づくり」。

んもう、限りなくキッチュでナンセンス。

ゼロの芝居がかった大袈裟な演技と、ミョーに上手いジーン・ワイルダーの主役ふたりのバランスがよい。そして、ダレてくる頃、どんどん投入される魅力的な端役の方々。

でも、なんといっても<噴水でドバーっとバクハツ>シーンはとにかく「すごい」としかいえない。タイミングといい、絵といい、ずばりツボにはまるので、鳥肌が立つ。

もう1か所の個人的鳥肌シーンは、なんといっても「求む、アドルフ・ヒトラー役。前歴不問(うろおぼえ拙訳)」という新聞広告の大写しのあとで、うようよと舞台上にひしめくヒトラー候補者たちを頭上からとらえるショット。たまらん。

「くるぞ、くるぞ」で、「きたー!」。ああ、楽しかった。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)小紫

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