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蒼井ゆう21さんのお気に入りコメント(1/8)

プライベート・ライアン(1998/米)★4 撃つことよりも、より多く撃たれることで崩れゆく肉体を執拗に見せつけ「痛み」を描き、遠近感を巧みに強調した炸裂音で、方向感覚を麻痺させ有無を言わさぬ被弾の「恐怖」を聴かせる。我々の素直な目と耳は、この凄まじい映画体験で戦闘を実感したと錯覚する。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
ウルトラミラクルラブストーリー(2009/日)★5 冥界とシンクロする町で優しき人々に見守られつつ主人公は彼岸と此岸を往還する。そして、死者と生者が招き寄せられ始まる物語は他者を礎に人が再生することの肯定に行き着く。何という前向きな人生観。寺山相米的80年代邦画の良質な復刻。 (けにろん)[投票(9)]
ウルトラミラクルラブストーリー(2009/日)★5 間違ってはいないが、人とは違った脳ミソを持った男は、人為的害毒に身をさらすことで「普通」を得る。これは、我々が「普通」だと思い込んでいる状況こそが、自尊、依存、懐疑、嫉妬、裏切りといったノイズにまみれているではないかという強かな挑発でもある。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
ウルトラミラクルラブストーリー(2009/日)★3 心に穴の空いた女と頭の足らない男の物語 [review] (ペペロンチーノ)[投票(8)]
靖国 YASUKUNI(2007/日=中国)★3 反日作品かどうかと言われると、たぶん(結果として)そうだと思うよ。[シネ・アミューズ・イースト] [review] (Yasu)[投票(4)]
靖国 YASUKUNI(2007/日=中国)★4 この映画の一番おもしろい所は人間であって、世間が騒いでいる所に私はあまり関心がないのであって。 [review] (SUM)[投票(2)]
馬鹿が戦車でやって来る(1964/日)★4 同時代の大島渚が描いた被差別者が向かう先が起爆や反乱であり、今村昌平のそれは強かな居直りだった。山田洋次は、サブ(ハナ肇)を新しい路の開拓者として描く。その路を放心唖然とたどる差別者たる村人たち。そして幸福の極みにあるカップル。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
female フィーメイル(2005/日)★3 女優の“格”の順に並んだ短編集。オープニングとエンディングさえ無ければ4点つけてもいいほど、意外に楽しめた。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
誰も知らない(2004/日)★5 1作毎に進化(大衆に迎合?)する是枝監督を確認する。だが、そのカメラとマイクは相変わらず冷静で冷酷だ。 [review] (sawa:38)[投票(8)]
魔界転生(2003/日)★2 リメイクの宿命はオリジナルと比較されること。少年を感じさせる天草=窪塚の方が史実には忠実なのかもしれませんが、妖しい天草=ジュリーの印象が私には強すぎました。天草=窪塚は只のチンピラにしか見えなく、カリスマ性を全く感じること出来ず残念。 [review] (takamari)[投票(1)]
魔界転生(2003/日)★3 評判悪かったが、意外と普通のCG時代劇。映像もきれいでしたよ。質問1.魔界に行っても強くならないんでしょうか。2.魔界の人が簡単に死ぬが不死身じゃないのか。 窪塚は出っ放しじゃないし、神を捨てた悪の天草四郎だから、あんなものか。 [review] (セント)[投票(1)]
魔界転生(2003/日)★3 CGは確かに見応えあるけれどリメイク前の前作の方が独特のおどろおどろしさは出ていた。窪塚君は転生前の天草四郎は色白でピッタリだけれど転生後の怪しさは前作のジュリーには遥か及ばず。並ぶと佐藤浩市が逞しくて強さ歴然。 [review] (TOBBY)[投票(2)]
由美香(1997/日)★3 女優・林由美香への、すごく汚い字で書いたラブレター。[★3.5] (movableinferno)[投票(2)]
過去のない男(2002/フィンランド=独=仏)★5 イビツだが鋭い角はない、歪んだ球体のような映画。むしろ鋼鉄の軟体か。なんとも不思議な食感。素晴らしくファンタジー。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
過去のない男(2002/フィンランド=独=仏)★4 「無情な世間」と「ささやかな幸せ」が、フーガのようにこもごもと。しかし年を追うごとに、「ささやかな幸せ」の方が幅を利かせつつあるような。さらにカドの取れたカウリスマキ節。 [review] (くたー)[投票(3)]
父ありき(1942/日)★4 厳格な父親と非行に走る息子、生活力のない父親と健気な息子。そんな組み合わせが定番なのに、こんな描きにくい親子関係を映画にした例を私は知らない。父は息子を育てるという信念を、息子は成長するという意味を理解している。今となっては失われた関係。 (ぽんしゅう)[投票(5)]
blue(2001/日)★5 親友と二人でバスを降りる。砂浜を歩いていくと、目の前に蒼い海が広がっている。一陣の風が彼女のプリーツスカートをハタハタと揺らす。彼女の横顔は、凛としていて、泣きたくなるくらい美しい。私も、かつては、確かにキリシマだった。 (Linus)[投票(3)]
TOKYO EYES(1998/日=仏)★3 吉川ひなのがかわいいのは吉川ひなのがかわいいからだ ()[投票(3)]
TOKYO EYES(1998/日=仏)★3 間合いや空間や人物の奇妙なかみあわなさ。巧まざるちぐはぐさと、装われた危うさの拮抗が、意外と悪くない。 (crossage)[投票(3)]
アカルイミライ(2002/日)★4 暗喩としての「友人」や「クラゲ」は生硬と感じるが突然視野が開けて世界観が変わるのは解る気がする。前世代の屍を足掛かりに閉塞から殻を破って飛び立つ主人公は、やがて次なる世代に乗り越えられるだろう。それが「アカルイ」未来というなら健全だと思う。 (けにろん)[投票(8)]