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[コメント] 孔雀/KUJAKU(1998/日=香港)

カットのひとつひとつが写真的。話は取り留めのなさを感じるけど、とにかく映像と音楽が好き。
ぷり

とぎれとぎれな思考(=時間)の流れを表現する断続的な場面の繋がり、印象的な色使い、サイケな小道具、少年時代を回想した浮遊感漂う映像などなど、サイケデリックなイメージが濃く出ている。カットのひとつひとつが写真的で、ドイルの写真集みたい。ぼーっと見ているのも面白い。

その代わり、映像に頼りすぎで何か物足りなさ、取り留めのなさを感じる。事前に「浅野」の人物設定を知ってないと、一体どういう話なのか分かりにくい。浅野の台詞が早口で聞き取りにくいが、言葉の内容よりも言葉が溢れ出す様子を表現することが重要だったのだろう。

使われている音楽が心地よく(サントラも買った)、少年時代を過ごした沖縄の島の風景、青い色合いが印象的だった。

(評価:★4)

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