[コメント] タイフーン・シェルター(1997/日)
映像も音楽も台詞も心地よく、何よりも香港の空気を感じさせる。また香港に行きたくなる!
これを見て、ドイルのカメラワークが好きなんだなぁと改めて思った。 映像のワンカットごとに見入ってしまう。
とりたててストーリーはなく、香港の中国復帰前後を5人の視点から眺めただけのものなのに、そこにある街の空気、匂いを感じ、人々の暮らしぶりを垣間見ているうちに、自分も香港を歩いているような感覚に陥る。
丁度2ヶ月前に香港へ行ったばかりで、今も街の風景を鮮明に覚えているから、尚更入りこんでしまったのかも。重慶招待所に滞在した際に会ったチン・マンロイさんが(ここにも)出演していて驚いた。さびれた食堂の片隅に座るタンクトップ姿のくたびれたオヤジ、そんな役柄にリアルさを出せる希有な存在。カレン・モクは今まで見た中で一番キュートだった。
浅野忠信と緒川たまき抜きで、香港人俳優の3人だけでも良かった気がするけど…(それじゃ企画が通らないか)。特に緒川たまきが、妙に気取ってて浮いていたのが痛い。
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