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[コメント] コックと泥棒、その妻と愛人(1989/英=仏)

テレビの枠が絵画のフレームみたい。
デンドロカカリヤ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







17歳の時には”★1”を付けたけど、4年経って再観すると紛れもなく”★5”。 初めて観たとき、あのえぐさの衝撃が胃にもたれて、観なきゃ良かったと後悔すらした。 しかし。 そのトラウマが幾度もフラッシュバックし、月日を経るごとに頭の中でいつしか美しい色を帯び始めていった。ビジユアル構成の美しさもさることながら、この数年で彼女の情念の深さがなんて美しいものなんだ!と共感出来るものへと変わっていった。 この”絵”と”情”の極彩色は完璧だ。

(評価:★5)

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