[コメント] ギルバート・グレイプ(1993/米)
ママもつらいよね。夫を自殺で失って過食症になって…、というその設定だけで、もう私には彼女を悪く言うことなんてできない。
そして、そんな精神の弱体化したママだったからこそ、ギルバートも安易に彼女を捨て去ることができなかったんだと思う。たとえそれがカセだったとしても。
明らかに社会的弱者としての役割をになうアーニーだけでなく、(一般的には同情の余地なしと思われてしまいそうな)ママを投入したところにこそ、この映画の醍醐味はあるのではないだろうか。
ギルバートの「強さ」と「弱さ」をより実感するためにも、彼女の存在はとても大きかったと思う。
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