ちなみに31歳とのことです。若々しさがなくても致し方ないかもですね。それに実際あのレベルの中枢メンバーともなると、みなさんそれなりの年齢なのでは？　なぜならこれは日本国の話だから。若者は活躍できない国だから。とも思いました。

ともあれコロナだからなのかなあ。逃げまどうモブのシーンがほとんどないこともあって、シンゴジで感じたぞくぞくするリアルな恐怖がありませんでした。ぞくぞくしないから、いまいちウルトラマンを応援する気にもなれませんでした。命をかけて人類を守ってくれてたらしいけど。

ちなみにこれは私だけの話ではないですよ。冒頭のほうで出てくる東京の中高生も「東京にアレが来たらどうする？」「やべー」みたいな会話をまるで切迫感なく、していたもの。それは例えるならウクライナとロシアのことよりもアフガニスタンやミャンマーのことよりもFortniteでのたたかいのほうが大問題な我が子を見るようでした。

最後の大決戦についても、政府からの発表がないから市井の私は知らなかったし、そもそも宇宙のどこかでやってたみたいだし。なんか知らんが私が呑気に日常を過ごしているうちに大変なことが起きて偉いひとたちがなんとかして、で、どうにかなったみたいです。よく見ると街はあちこち破壊されてるみたいだけど、ごめんなさい、ネットで見ただけなんだよね私コロナで引きこもりぎみだから。

だから残念です。私はテレビ版を熱心に見ていたわけではないけれど（セブンは子どもが幼いころにはまったのでけっこう熱心にDVD見てましたが）、こう、こぶしを握りしめながら「ウルトラマンがんばれー！」みたいな気持ちでスクリーンに没頭したかったです。もうだめだ頼むよウルトラマン！って気持ちで必死に応援して、で、そこからの人類の叡智にハッとさせられたかった。

でも、あまりそんな気持ちにさせられなかったので、そこがなんとも残念でした。そりゃーセクハラとかも気になったけど、それでも心底ウルトラマンのことを好きになれれば、すがるような気持ちで見つめることができれば、たぶんそんなことはおおかたチャラになってたんじゃないかな。

というかさ、そもそもあのウルトラマン、なんでそこまで人類を愛してくれるようになったのか、よくわからなかったよね？

追記：

音楽は素晴らしかったです！