復讐がしょぼいところがたまらない。それが限界かよ！と思いつつも、それでよいよね、それだからこそよいのだよね、とほっこり嬉しくなるというか。

ラストのスピーチが素晴らしいのは言わずもがな、最初のシーンも後になってじわーっとしみてくる。

そうだそうだ！甲高い声で笑いつつ、重い荷物にもへこたれず、このままどんどん水たまりなんて飛び越えて前進しようぜ！みたいな。

そういった細かい構成一つをとっても、小物や音楽の使い方一つにしても、とても繊細につくられたあたたかい映画だなぁと思った。