[コメント] 話の話(1979/露)
オオカミくん、愛おしかったです。我が家のオリジナル解釈(たぶん見当違い)→
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
オオカミくんは、昔、人間でした。
世界中をあちこち旅していました。
今は廃屋でのんびり暮らしていますが、よく昔のことを回想しています。
いろんなことがありました。
いろんな時代や人々を見てきました。
今でもたまに錯綜してパニックに陥りそうになることがあります。
フラッシュバックのように何度も思い出す、幸福な景色もあります。
寂しい情景もあります。
自分が回想風景に出てくることもしばしばで、ときどき記憶もゴチャゴチャになります。
あんまりいろいろなことがあったので、今はオオカミとなり「人」ではない姿と立場で暮らしています。
孤独を感じるときもあるけれど、オオカミとしての生活は快適でもあります。
でも、ちょっと風邪ぎみのようです。
焼き芋でも食べて、ホクホクあたたまろうかな。
そしてまた、幸福な夢でも見るかな。
見られるといいな。
さあ、黄色い落ち葉がくるくると舞う、あの記憶の列車に乗っていこう。
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