映画オタなオープニングで始まるだけあって、随所にその手のネタがてんこ盛り。言わずもがなの『スター・ウォーズ』や『キング・コング』などももちろんウキウキだけど、『自由よ我等に』なレジスタンスたちが古きよきフランス映画のような風貌で登場。といったあたりにもニヤリ。B級SFやハリウッド古典に強い人が見れば、他にももっといろいろありそう。小さいお友だちにどこまでこれらの遊びがわかるかどうかは疑問だけど。

いずれにせよ、最も興奮したのは冒頭の映画撮影シーン。いいなぁ。いいなぁ。いいなぁ。スネ夫の財力やドラえもんの四次元ポケットが実にうらやましい。私も仲間に入れてくだたい。とすがりつきたい気分にさえなる。

でも、出来杉はなんで途中退場なの？　あんな中途半端な扱いなら、最初から出さなきゃいいのに。たぶん困難に陥らなきゃいけない場面でも「ガリバートンネルを出してよ。」みたいになってしまうだろうから消すしかなかったのだろうけど。

それと、最後のロコロコの台詞「…すなわちサヨナラであります。サヨナラ、サヨナラ！」は、どうせなら「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」と眉をひくつかせながら三回復唱して欲しかったような。ベタ過ぎ？