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[コメント] セレンディピティ(2001/米)

恋心ふるえる、素敵な偶然‥‥
はっぴぃ・まにあ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







携帯電話が普及してから、同姓・異性問わず、人の番号を聞き出すということがやりやすくなったと思う。今時、番号の交換くらいじゃ下心の有無なんか疑わないだろう。気に入った男の子の番号を、さも挨拶で番号聞いてるんですヨとばかりに聞き出すことだってそれほど難しいことじゃない。そしてメールをやりとりして、だんだんと近づいてお目当ての彼(または彼女)をGET出来る時代なのだ。

だからこそ!!だからこそこの映画は価値があった。「連絡を取り合う」という、最近じゃすっかり難しくもなんともないことを運命に託した二人‥‥。だけどそんな2人がすぐに会えるほど、世界は小さくなくて、それでも再び出会えてしまう「運命」‥‥。あぁ、なんてロマンチックなんだろう。

ま、観る人によっちゃ「クダラナイ」で終わってしまい、そしてそう言われてしまえば返す言葉はないんですがね。「一期一会」という言葉があまりにも切なく響く人にはモッテコイだと思います。

何と言っても、『アメリカン・スイートハート』ではダメダメで冴えなかったジョン・キューザックが、『パ−ル・ハーバー』ではアバズレにしか見えなかったケイト・ベッキンセイルが、この映画ではすこぶる輝いていた。

こんな恋をしてみたいなーなんて青クサイ幻想を抱いてしまった私は、まだまだ若いのかしらん(笑)

ついでに言わせてもらうと、どうでもいいことだけどサラの親友の子、航空券までおごってもらっといてホテルが未定なぐらいでキレるなっつの!日本人同士では有りえないな、こんな遠慮のない態度を、しかも親友に取るなんて。まぁいいや。「プラド」のサイフを屈託なく買ってしまうその潔さに免じよう☆

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)じょばんに[*] ことは[*]

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