母役＠モニカの心情描写の描き方が理解し難くて、 前半はあんまり入り込めなかったけど、 ディビット役の子に違和感を感じつつも、 もう少しで泣いてしまいそうなくらい ベタだけど別れのシーンには感動しちゃいました。 映画の好みの違う女の子3人で行ったんだけど、 みんな同じシーンで「かわいそすぎっ」って泣く寸前だった。

そういう意味ではわりと万人受けするストーリーテリングで、 やっぱり巧いんだなって実感したけど、 それが出来るなら、もっとモニカの心情描写を描いてほしかった。

ロボットの子供なんていらない、と言い、 ディビットの行動を気味悪がったり、戸惑ったりしてたくせに、 突然、息子として迎えた気持ちの変化は かなりいただけなかった。

もうひとつ。 ラストかな〜？と思いきや、そこから30分以上も続いてのラスト。 描きこみが平坦すぎて抑揚に欠け ちょっと飽きさせるような作りも残念。 そんな30分なら、あそこで終わらせてほしかったなって。

期待より良かった点は、 残虐すぎるゆえに苦手な感があるキューブリックの色が あまり出てなかったこと。 私が感じたキューブリック的要素は ジャンクフェアの残虐性のみ。

とは言え、映画館に変なおじさんがいて、 終始大きな物音を立てたり、奇声を発したりしていたため、 ちゃんと集中して見れなかったので正当な評価は出来ないんですが。

平均点以上の作品だとは思うけど、 映画館にもう一度行ってまで見たいとは思えないから ビデオが出たらもっかい見てみようと思います。

夏のエアコンが効いた寒い映画館での2時間以上は、 女性にはほんとにつらい。 ミニ毛布とかショールを持っていって 体を覆っても、末端が冷たくなって鳥肌が立って、 寒さで作品への集中力が欠如し、 また、寒さでトイレの我慢も限界に・・・。 エアコンが全然平気な人、トイレが近くない人が 本当に羨ましい。 私だって寒くなきゃトイレ全然我慢できるのにー。